児童心理司

WHAT JOB仕事内容

心理学的な視点からこどもに関わる専門職。こどもや保護者との面接や知能検査および心理検査を実施した結果を踏まえて、こどもの状態をアセスメントし、今後の支援の方向性の裏付けとします。また、心理教育やプレイセラピ―等の心理療法も行っています。

古谷 健人さん

まっすぐな心を育み、社会に羽ばたくために導く。

About us

古谷 健人さん

職種:児童心理司
所属:R2年採用 柏児童相談所 児童心理司

VOICE職員の声

こどもの心や状態を心理や知能の側面から分析し、問題解決に役立てる

私は児童心理司として、虐待など問題を抱えたこどもを心理や知能面から携わり、支援に役立てられるような心理検査や心理教育、カウンセリングを行なっています。こどもや保護者から直接話を聴くことで、こどもの特徴や問題が及ぼす影響を見立てたり、問題行動の背景にどのようなことがあるのかをアセスメントします。その後はこどもの心のケアをしたり、保護者や関係者とこどもの対応について一緒に考えていくのです。場合によっては、知能検査や心理検査を実施して、判定業務も行い、療育手帳の取得を進めていくこともあります。

心理学部出身ではなくても、志やポテンシャルを重視した採用が千葉県の魅力

私の場合、前職は地方自治体の一般行政職として、税務課や契約課で仕事をしていました。学生時代から心理職の仕事に興味があったのですが、就職してから「こどもの心理臨床に携わりたい」との思いが募り、一念発起して心理系の大学院に入り直して勉強しました。千葉県への入庁を希望したのは、心理学の学部や大学院出身でなくても、働くチャンスがあったからです。実は最後の1年は入庁後に仕事をしながら大学院に通わせていただき、無事修了、臨床心理士の資格も取得できました。心理検査などは大学院で学んできましたが、実践は未経験だったため、上司から指導を受けながら、段階を踏んで心理検査ができるようになりました。

年齢や経験を問わず、意見を求められ尊重されるからやりがいがある

学生時代、自分なりに懸命に勉強してきましたが、いくら勉強しても、し足りない仕事だと実感しています。入庁後も日々専門書を読んだり、研修を受けるなどの研鑽が欠かせません。しかし、勉強したことは、必ず活かすことができるのもこの仕事です。こどもへのケアや対応の方向性について、たとえ入職4年目であっても、心理の専門職としてどのように考えているのか意見を求められますし、支援で反映されます。そこには当然責任は伴いますが、その分やりがいもあるのです。また、他の専門職と連携しながら一緒にこどもをケアしていくため、気づきや吸収することも多くあり、心理専門職としての成長に役立てることができます。

ONEDAYある日のスケジュール

  • 8:30

    出勤・スケジュール確認・面接準備

  • 9:00

    一時保護児童との面接

  • 11:00

    面接記録作成

  • 12:00

    昼休み

  • 13:00

    所内カンファレンス

  • 16:00

    相談に来るこどもとの面接

  • 17:15

    退勤

INTERVIEW