職種紹介 Job Introduction
児童指導員
WHAT JOB仕事内容
児童相談所の一時保護所や児童養護施設で、主に幼児から高校生までのこどもを対象として、生活支援と自立に向けた支援を行う役割です。家事全般や、学習指導、時には相談相手になる等生活視点からこどもをサポートします。支援計画を考えるため、児童相談所や学校との調整も行います。
大久 美江さん
職種:児童指導員
所属:H29年採用 君津児童相談所 児童指導員
R1 富浦学園 児童指導員
VOICE職員の声
一つ屋根の下、異年齢のこどもたちの暮らしをサポート
私が働いているのは、児童養護施設です。施設といっても普通の住宅で、一つ屋根の下に2歳から18歳のこどもたちが暮らしています。ここでの私の役割は、生活全般の支援を行うことです。例えば、毎日の食事の支度や世話をしたり、学校に忘れ物をした時は一緒に取りに行ったり、就寝前に相談したいこどもの話を聞いてあげたり...一般家庭の保護者のように安心してこどもたちが生活できるような支援です。しかし、そのような関わりの中でも施設で暮らすことがゴールではなく、自立に向けてどのように支援していくかという視線を持ち、学校や児童相談所などいろいろな支援者と連携しながら児童指導員の役割に携わっています。
児童相談所で学習指導を経験し、こどもの成長に必要な関わり方を学んだ
大学卒業後は小学校教員になりたいと思っていたのですが、大学の同期に誘われて児童相談所での学習指導に携わることになりました。その後4年が経過し、これからどうしようかなと考えていた矢先、上司に「児童指導員として働いてみませんか?」と声をかけられて、入職することになりました。とはいえ、入職を決める前は、どのようにこどもたちと関わっていったらよいか迷いもありました。その時、「きちんとこどもたちに向き合っているね」と職員の方から言っていただけたことで自信を持つことができたのです。一緒に働く先生の姿を見ていて思ったのは、ほめるところはほめ、ダメなことはダメときちんと伝えることがこどもたちの成長につながるということでした。今もこどもたちに接する時に大事にしていることです。
児童福祉のプロフェッショナルとして成長できる環境が魅力
こどもたちの性格が一人ひとり違うように、支援者の大人も様々な方が集まっています。こどもとの関わりが必ずしもいつもうまくいくとは限らないので、何か問題が起きたり、衝突した時は、他の支援者が関わったり、知恵を出し合って問題を解決していくことがこの職場ではごく自然に行われていて働きやすいです。また、千葉県は、福祉職といっても児童に特化した働き方ができることが、児童福祉を志す人にとっては魅力的な環境があると思います。活躍できる現場も児童相談所や富浦学園や生実学校があり、今後は児童相談所も新設される予定です。千葉県の児童指導員として入庁したら、児童福祉に携わり続けられ、キャリアを磨ける環境にあります。私も今後さらに専門性、知識やスキルを培っていきたいと思っています。
ONEDAYある日のスケジュール
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13:00
出勤・夜勤者から引継ぎ
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13:30
食材購入・夕食準備
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15:00
帰宅したこどもの宿題支援
学校への提出物等準備 -
16:00
こどもと児童相談所職員の面接(付き添い)
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18:30
夕食・片付け
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20:00
就寝介助・記録作成
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21:45
退勤