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児童福祉司のリアルな仕事
こどもの笑顔を守り、未来を支える。そんな大きな使命を担う児童福祉司は、決して一人で戦う仕事ではありません。困難なケースに直面し、自分の無力さを感じる日もあります。しかし、ここには親身に話を聞き、最後まで一緒に走り続けてくれる仲間がいます。
今回は、児童福祉司として活躍する里親担当職員に、仕事のリアルなやりがいや、チームで支え合う職場の魅力について語っていただきました。
ある日の1日の流れ
8:30
業務開始
9:00
前日の記録や電話連携
10:00
里親宅訪問
12:00
帰所し、昼食
13:00
面接打合せ
14:00
所内面接
16:00
面接終了
17:00
電話連絡・記録入力
17:15
退勤
パンフレット連動企画
『職員のリアルVoice』聞いてみよう!
児童福祉司 職員PROFILE
勤務地児童相談所
大学で児童福祉を学び、児童養護施設での実習などを経て現職へ。「保護者支援を通じて、こどもにとってより良い環境を作りたい」という想いを胸に、日々こどもたちや家庭と向き合っています。
児童福祉司 職員PROFILE

「自信がなくても大丈夫」
私を支えてくれる、温かいチームの存在

ーこの仕事をしていて、支えになっていることは何ですか?
正直に言うと、日々の仕事で「これができた!」と自信になることはほとんどありません。難しいケースばかりで、自分の力不足を感じることも多いです。でも、そんな時に周りの先輩や上司が、いつでも親身になって話を聞いてくれることが、何よりの支えになっています。自分一人ではどうにもならない時、「どうすれば、あの子やご家庭にとって一番良い形になるだろう」と、一緒になって真剣に考えてくれるんです。
以前、私がうまく言葉にできず、保護者の方への説明に詰まってしまった時がありました。その時、隣にいた先輩がすっと言葉を引き取って、私の意図を汲んで代わりに話を進めてくださったんです。また、アポイントなしの訪問を重ねてもなかなかお会いできないご家庭があった時も、「一緒に行こう」と夜遅くまで同行してくれました。
この仕事は、決して一人で行うことはありません。くだらない話も含めて何でも相談でき、チームで一つのケースに向き合える。そんな温かい環境があるからこそ、困難な仕事にも向き合い続けられるのだと思います。

こどもと家族に寄り添う
児童福祉司の仕事とは

―改めて、児童福祉司の具体的な仕事内容を教えてください。
私たちの基本は、虐待や非行など、様々な困難を抱えるこどもや保護者の方からの相談を受け、「何に困っているのか」「どうすれば良くなるのか」を一緒に考えることです。家庭訪問などを通じて信頼関係を築き、こどもが安心して暮らせる環境を整えるのが私たちの役割です。
そのために、保護者の方だけでなく、学校や保育所、行政、地域の支援機関など、様々な専門家と連携(チームアプローチ)しながら、その子にとっての最適なサポート体制を作っていきます。
児童福祉司のリアルな仕事
―現在、里親担当をされているのですね。
はい。その中でも私は「里親担当」として、主に次のような業務を行っています。
・里親さんのお宅への定期的な家庭訪問や面談
・里親になりたい方への制度説明や相談対応
・こどもと里親さんのマッチング(引き合わせ)
・里親さんが安心してこどもを育てられるための支援機関との連携
・各種申請手続き など
里親さんが孤立したり、養育に不調をきたしたりしないよう、担当の児童福祉司や児童心理司と連携しながら、継続的にサポートしていくことが非常に重要です。

一番大切にしているのは
「こどもの声」に耳を傾けること

―支援の在り方を考える上で、最も重視している視点は何ですか?
何よりも「こどもの意見を最大限尊重すること」です。
もちろん、安全面などからこどもの希望のすべてを叶えられない場面もあります。そんな時でも、決して一方的に大人の都合を押し付けることはしません。「こういう理由で、今はこうする必要があるんだよ」と、大人側の事情をこどもが理解できるよう、丁寧に説明することを常に心がけています。根気強く対話を重ねることが、信頼関係の第一歩だと考えています。

「私に、何かできることはないか」
この仕事を目指した原点

―なぜ、児童福祉司になろうと思ったのですか?
きっかけは、大学での学びと実習経験です。講義で児童相談所の役割や虐待について学ぶ中で、保護者を支援することが、結果的にこどもが安心して暮らせる環境に繋がるのだと知りました。
また、児童養護施設での実習や母子生活支援施設でのボランティアで、心が不安定な状態にあるこどもたちと出会いました。その姿を目の当たりにして、「この子たちのために、自分に何かできることはないだろうか」と強く感じたことが、この道に進む大きなきっかけになりました。

―最後に、児童福祉司を目指す方へメッセージをお願いします。
私たちの職場は、経験豊富な先輩や上司がたくさんいて、本当に相談しやすい環境です。知識やスキルももちろん大切ですが、それ以上に「こどものために何とかしたい」という想いが、この仕事の原動力になります。
一人で抱え込まず、チームでこどもと家庭を支えていく仕事です。少しでも興味のある方は、ぜひ一歩を踏み出してみてください。一緒に働ける日を楽しみにしています。
児童福祉司のリアルな仕事